
Separation Membranes分離膜
分離膜の特徴
近年、膜処理は純水製造のみならず廃水処理への応用、医薬品、食品等の精製、有効成分分離、海水淡水化等、多くの用途開発がなされています。当社では、種々の分離膜を用いてイオン交換樹脂で培った分離技術を膜分離に応用し、次世代の分離技術開発に力を入れています。
合成フィルムテック
逆浸透膜(RO膜)
ナノろ過膜(NF膜)
限外ろ過膜(UF膜)
精密ろ過膜(MF膜)
分離膜洗浄とコストダウン
分離膜洗浄
スチレンとジビニルベンゼンの共重合によるミクロポアーのみを持つイオン交換樹脂がゲルタイプです。
小さなイオン、少量のイオンを効率良く吸着するのに適しています。
分離膜洗浄の実績(膜再生)
分離膜洗浄の実績(膜再生)
膜のライフを伸ばしコストダウンにご協力します膜は長く使用し続けると、徐々に目詰まりを起こし、 透過流量が徐々に低下致しますが、薬品による化学的洗浄を実施すると、透過流量が回復し、ライフを伸ばすことができます。
フィルムテック逆浸透膜(RO膜)
ザ・ダウケミカル・カンパニー社の子会社であるフィルムテック社は、1977年の設立以来、約40年の実績を持つ
世界最大手の膜メーカーです。多くの優れたグレードを有しています。
フィルムテックSW30シリーズ
高い塩除去率を持っている逆浸透膜(RO膜)です。
純水製造用途や飲料用途に使用する事が出来るだけでなく、プロセス処理・廃水処理にも
応用する事が出来ます。海水淡水化にも使用されています。
フィルムテックTW30シリーズ
水道水から安全な飲料用水を製造するための逆浸透膜(RO膜)です。
家庭用なので、低圧力で運転する事が出来、水道水中の不純物を除去することが出来ます。
一般に小型であり、産業用途には不向きです。
フィルムテックBW30シリーズ
一般的な純水製造用の逆浸透膜(RO膜)です。高い除去率を持っています。
低圧での運転が可能なため、低ランニングコストの運転を可能にしています。
フィルムテックBW30FRシリーズ
ファウリングに強いグレードです。UF膜・MF膜処理後の溶液を通液するなど、
一般的にプロセス用途に用いられます。
フィルムテックLE・XLE・LPシリーズ
純水用の逆浸透膜(RO膜)を、さらなる低圧運転を可能にした逆浸透膜(RO膜)シリーズです。
低い圧力でも透過水量を落とさずに運転することが出来ます。
フィルムテックSG30シリーズ
超純水製造用に開発された低溶出の逆浸透膜(RO膜)です。
洗浄性が非常によく、TOC溶出が少ない特徴があります。
超純水製造サブシステムに用いられます。
フィルムテックRO-FFシリーズ
食品・医薬品用途などのシステムの洗浄効率が求められる用途に適しています。
逆浸透膜(RO膜)の外周ラップが、FRPではなく網目になっているので、
圧力容器と逆浸透膜(RO膜)間のスペースも効率よく洗浄することが可能です。
フィルムテックHSRO-FFシリーズ
システムの洗浄性を向上させる為に、外周をFRP⇒網目に変更しさらに、
加温洗浄を可能にしたグレードです。
食品製造用途等で熱殺菌を必要とするプロセスに用いられます。
ナノろ過膜(NF膜)
別名ルーズROとも呼ばれます。逆浸透膜(RO膜)は、全てのイオンの除去率を目的としますがNF膜は2価イオンの除去を目的としています。飲料用水原水製造や廃水処理・各種プロセス等に用いられます。
フィルムテックNFシリーズ
世界最大手メーカーであるフィルムテック社製ナノろ過膜(NF膜)
ロメンブラNFシリーズ
国内大手メーカーである東レ社製ナノろ過膜(NF膜)
シンダー社製NFシリーズ
分画が細かく設定されておりプロセス処理では細分化できる。
オスモニクスNFシリーズ
GEウォーターアンドプロセステクノロジー社製ナノろ過膜(NF膜)
限外ろ過膜(UF膜)
分子サイズの違いにより、医薬品・食品・廃水処理や浄水処理等、各種プロセスにおける分離を行います。
デサールGシリーズ
スパイラル状のUF膜です。単位面積あたりの価格が、
中空糸膜に比べて安価です。また分画分子量が比較的小さいところの分離を可能にしています。
各種分離プロセスに用いられます。
東レHFUシリーズ
化学的、機械的に優れたPVDF(ポリフッカビニリデン)を材質とした中空糸モジュール。
精密ろ過膜(MF膜)
水中の懸濁物質を効率よく除去する分離膜です。浄水製造や排水処理に用います。
三菱レイヨン社製ステラポアLFMシリーズ
水道用膜モジュールに適合するMF膜です。
三菱レイヨン社製ステラポアーSFTFシリーズ
省スペース、省エネルギーを実現するMBR(膜分離活性汚泥法)用MF膜です。
東レ社製HFSシリーズ
化学的、機械的に優れたPVDF(ポリフッカビニリデン)を材質とした中空糸モジュールです。